TS08 データを活用する制御・推定・予測

オーガナイザ

  • 古谷 栄光 氏 (兵庫県立大学)
  • 佐藤 孝雄 氏 (兵庫県立大学)
  • 脇谷 伸 氏 (広島大学)

概要

データは制御対象のモデリング,制御系の設計,応答の予測など,制御を行う際に不可欠なものですが,とくに近年データを直接用いることにより制御器を設計するデータ駆動制御の研究やその応用が活発に行われるとともに,制御だけでなく推定や予測にデータを直接用いる手法が提案されるなど,データの活用法が広がっています.本テーマセッションでは,データを利用して行われるモデリング,推定,予測,制御とともにデータ駆動に関連する理論的研究や応用事例などを幅広く募集します.

キーワード

  • データ駆動
  • 制御系設計
  • 自動調整
  • 予測
  • 推定
  • モデリング

TS08 招待講演

データ駆動予測の最近の展開 〜周波数データに基づくV-Tigerを中心として〜

講師

小坂 学 氏 (近畿大学)

概要

FRITとVRFTは、一回の実験データを用いて、ある制御器を導入した閉ループ系と望ましい参照モデルの時間応答の差を評価できる。さらにPID制御器も設計できるため、多くの応用例がある。しかし、目標入力を制御器に依存して修正しているため、その閉ループ応答は実際とは異なってしまう。そこで最近、実際の応答を予測する手法がいくつか開発されている。本講演では、それらの手法について、とくに周波数データに基づくV-Tigerを中心として紹介する。

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