オーガナイズドセッション(OS)

オーガナイザが企画・講演依頼を行い編成されるセッションです.

OS01 ニューノーマルへのロボティクスの貢献

オーガナイザ

  • 望山 洋 氏 (筑波大学)
  • 谷口 忠大 氏 (立命館大学)
  • 永原 正章 氏 (北九州市立大学)

概要

日本ロボット学会欧文誌 Advanced Robotics Vol.35, No.11, 2021 にて発表された Extra special issue on Soft/Social/Systemic (3S) Robot Technologies for enhancing Quality of New Normal (QoNN) の投稿論文の内容をシステム制御情報学会会員にわかりやすく説明するとともに,その後の発展について紹介する.

OS01 キーノート講演

QoNN(Quality of New Normal)向上のためのロボティクス

講師

望山 洋 氏 (筑波大学)

講演日時

5月18日(水) 15:00 - 15:30

講演概要

コロナ禍の中で,著者らはニューノーマルの質(Quality of New Normal, QoNN)の向上に積極的に向き合うロボティクス研究を集め,それを歴史のスナップショットとして記録するために,論文特集号や国際会議のオーガナイズドセッション等を実施した.本講演では,それら一連の活動と,集まった先駆的研究を紹介することで,いまだ様々な行動が制限される社会に向けて,前向きなメッセージを発信したい.

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OS02 量子計算の現状と未来

オーガナイザ

  • 大木 健太郎 氏 (京都大学)

概要

量子計算機の開発は年を追うごとに進んでおり,万能量子計算機を利用できるようになるのは時間の問題であると考えられている.しかし万能量子計算機の完成を待たずとも,特定の用途に特化した量子計算は,すでに様々な場面で使われている.本セッションでは,とくに量子機械学習や量子アニーリングなどの現状とその応用について,実際に量子計算機を利用した課題解決に取り組んでいる研究者達に解説いただく.

OS02 キーノート講演

量子コンピュータを使った機械学習

講師

御手洗 光祐 氏 (大阪大学)

講演日時

5月20日(金) 15:00 - 15:45

講演概要

量子コンピュータは素因数分解など一部の計算タスクを従来コンピュータよりも高速に解けることが知られてきた。近年では、この計算能力を機械学習に応用しようという動きが活発化している。本講演では、量子コンピュータの基礎的な知識をおさえたあと、機械学習への応用のためどのような試みがなされているか概観する。

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OS03 機械学習で加速する制御理論

オーガナイザ

  • 丸田 一郎 氏 (京都大学)
  • 加嶋 健司 氏 (京都大学)

概要

機械学習分野の方法によって回避し得る制御分野の課題、制御分野の視点によって価値が顕れる機械学習分野の理論について情報共有を行う.

OS03 キーノート講演

深層展開を用いたモデルベース制御系設計

講師

小蔵 正輝 氏 (大阪大学)

講演日時

5月19日(木) 11:45 - 12:30

講演概要

深層展開は反復型アルゴリズムの収束を加速するための深層学習技術に基づくパラメータ調整手法であり,無線信号処理などの分野において近年活発に研究が進められている.本講演では,深層展開を用いたモデルベース制御系設計手法の確立を目指した講演者らによる取り組みを紹介する.特に平均合意制御,非線形モデル予測制御,静的出力フィードバック安定化に関する結果を紹介する.また,この取り組みを始めるに至った過程を学際融合の観点から振り返ると共に,深層展開と制御理論研究の親和性についての議論を試みる.

OS03 キーノート講演

ガウス過程回帰による自己駆動型制御器の設計

講師

橋本 和宗 氏 (大阪大学)

講演日時

5月19日(木) 10:00 - 10:45

講演概要

ネットワーク化制御システムでは,様々なモノ(制御対象)がインターネットなどの通信ネットワークを介して制御されます.そのような制御システムでは,ネットワークの通信リソースを考慮するためにも,制御方策と通信方策の両方を適切に設計することが必要不可欠です.本講演では,特に制御対象のモデルが未知である場合を考え,ガウス過程回帰による未知モデルの学習と制御・通信方策の設計を繰り返し行うアルゴリズムについてご紹介します.

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OS04 制御システムセキュリティの本質解明を目指して

オーガナイザ

  • 小木曽 公尚 氏 (電気通信大学)
  • 澤田 賢治 氏 (電気通信大学)
  • 笹原 帆平 氏 (東京工業大学)

概要

Society 5.0 などの高度情報化社会では,制御システムはサイバー攻撃の脅威に常に晒されるものと考え,セキュリティに焦点をあてた研究が盛んに行われている.本セッションでは,制御システムセキュリティの本質解明を目指し,制御システムの秘匿化・監視と検知・評価などの観点から制御システムセキュリティに焦点をあてた最新の理論・応用研究を紹介する.

OS04 キーノート講演

準同型暗号の安全性について

講師

江村 恵太 氏 (国立研究開発法人情報通信研究機構)

講演日時

5月18日(水) 13:00 - 13:45

講演概要

暗号化されたデータに対する演算が可能な暗号方式として準同型暗号が知られており、入力情報を秘匿したまま演算を行う秘密計算や暗号化制御等への応用が検討されている。本講演では、準同型暗号の安全性について紹介する。何をもって安全というかを厳密に定義するため、暗号の安全性を数学的に保証する証明可能安全性という枠組みを紹介するとともに、準同型暗号が達成しうる安全性のレベルについて実利用の観点から考察する。さらに準同型暗号の安全性向上策として鍵付き準同型暗号を紹介する。

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